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debsy shinobi

『ここどこやろ?』

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『ここどこやろ?』

『ここどこやろ?』

 

 

布団に寝かされ視界には天井。

 

 

『俺はまだお前の言う事信じちゃいねぇからな。』

 

 

そうだ捕縛されて拷問を受けたんだ。ここは屯所だ。

 

 

視界には土方が映り込み,あの鋭い目で見下ろしてくる。botox小腿

その厳しい表情がどんどん迫ってくる。

 

 

『土方さん?』

 

 

唇に何か触れる。触れて何度も何度も貪ってくる。

 

 

土方さんが口付けしてるの?私に?

 

 

するとごつごつとした手が脚を撫で上げて着物を乱してくる。

ぞわりと気持ち悪い感覚が全身を駆け抜ける。

 

 

何をしてるの?

何でこんな事するの?

私はこんなの望んでない。

 

 

 

やめてよ……

 

 

 

やめてよっ……

 

 

 

やめてよっ……!!

 

 

 

 

 

 

……好きなんだ。』

 

 

 

 

 

 

 

「うっ……あぁぁぁぁっ!!」

 

 

奇声を上げれば土方は消えていなくなった。

 

 

「三津っ!三津っ!落ち着けっ!」

 

 

両肩に強い力を感じてハッと目を見開いた。

 

 

「え……?吉田……さん……?」

 

 

視界に映ったのは吉田だった。悲しげに歪んだ顔で手を伸ばして来た。

その両手に頬を挟まれビクッと体が跳ねた。

 

 

「大丈夫だよ……。俺が居るから……大丈夫。」

 

 

頬に感じた温もりにこれ以上ない安心感を覚え,じわじわと熱いものが込み上げてくるから瞼を閉じた。

 

 

「怖……かた……。怖かっ…………。」

 

 

「うん……怖かっただろう……。」

 

 

閉ざされているのに目尻から流れ落ちる涙を吉田の指が丁寧に拭い去る。

 

 

「三津が安心するまでずっと居るから。触られるのが怖ければ拒否していい。突き飛ばしても引っ叩いても構わない。」

 

 

三津は小さく首を横に振った。

 

 

「吉田さんが居て……安心……。」

 

 

掠れた声でどうにか言葉を吐き出した。

 

 

『昨日の夜のは……夢やったんかな……

土方さんが私を……。好きって言った。』

 

 

その言葉が何度も何度も胸を打ちつけて来る。

 

 

夢じゃなかった。

 

 

ほら,目を閉じてるのにそこに浮かんでくるあの顔。

 

 

苦痛に歪んだあの顔。

 

 

堪らずに目を開けた。その代わりに映るのは柔らかな吉田の顔。

 

 

「何か食べれそう?」

 

 

「あんまり……食べたくない。」

 

 

「分かった。白湯ぐらいは飲みなよ。取ってくる。」

 

 

吉田が離れて静かな部屋に取り残された。三津はゆっくりと体を起こした。風邪を引いた訳でもないのに何でこんなに重いのか。

 

 

正直途中から何も覚えていない。何度も意識を失いかけた。

 

 

その現実から目を反らしたくて。

 

 

土方から与えられる感覚を味わいたくなくて。

 

 

声も必死に押し殺した。

 

 

忘れたい。忘れたい。そう思うほどあの声が追ってくる。

 

 

 

欲しいんだよ。お前が。

 

 

 

 

『何であんな事言ったん?どう言うつもり?

こんなんされた私の事……小五郎さんは嫌いになったやろか……。』

 

 

一緒に帰ってくれる?なんてワガママを言った挙句,一人は駄目だと忠告してくれたのに聞かなかった。

 

 

極めつけがこの様だ。

 

 

『会うのが怖い……。』

 

 

どんな顔して合えばいいのか。

怖かったと泣きつけばいいのか?

いや,一人で飛び出した故の自業自得。

 

 

『幾松さんやったら……上手く甘えはるんやろうなぁ……。』

 

 

「どこか痛む?無理して起きなくてもいいのに。」

 

 

感傷に浸っていると盆を手にした吉田が戻って来た。

 

 

「転んで擦りむいた所が痛い……。」

 

 

「そうか。それなら後で玄瑞に塗り薬を貰ってくるよ。」

 

 

布団の脇に腰をおろして自分の横に盆を置いた。

 

 

「三津が俺を拒絶しなくて良かった。俺でも触れさせてもらえないならどう包み込めばいいか分からなかった。」

 

 

飲みなさいと湯呑みを突き出した。

 

 

「あ……。確かに……。」

 

 

吉田には抱き締められても平気だったが怪我をしてないか確認しようとしてくれた久坂には体が拒絶を示した。

 

 

吉田には安心感を抱いている。

あの場から逃げるのに必死で吉田と乃美を見つけた時には助かったんだと分かって感情が爆発した。

 

 

湯呑みを見つめてその時を思い出していると目の前に手のひらが飛び出して来た。

 

 

「え?」

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